札幌の歓楽街・薄野の南端にたたずむ「古民家ギャラリー鴨々堂」は2013年にオープン。
多彩なプロフィールをもつギャラリーです。
鴨々堂では「鴨々川ノスタルジア」という毎年秋に開催されるイベントや、中島公園・薄野を巡るガイドツアーの運営などを行っています。
どんな活動をしているギャラリーなのか、店主の石川圭子さんにお話をうかがいました。
歴史を感じさせる風情があるメインギャラリー
薄野の鴨々川沿いに建つ「鴨々堂」は、大正末期から昭和初期の「芸者の置屋」をリノベーションした古民家ギャラリー。
そんな背景からでしょうか、なんともいえないノスタルジックな雰囲気が漂います。
メインギャラリーは展覧会だけではなく、環境工学に基づいたセミナーなども開催されており、ただのギャラリーの枠にとどまらない独自のコミュニティを形成しています。
ミニギャラリーでは、倶知安の廃校をアトリエとして活動している彫刻家の唐牛幸史、架空の都市風景を描く油彩画の佐藤武、動植物と建築物などのイメージを融合させた木彫作家の山本祐歳の三人の作品が常設展示されています。
小さく区切られた空間で作品と向き合う鑑賞スタイルは特別な美的感覚を味わうことができます。
ミニギャラリー(愛称:ちびギャラリー)の常設作品(左上:唐牛幸史、右:山本祐歳)
鴨々堂では、市民ボランティアが夜の境内や遊郭跡などを案内する「薄野ナイトツアーコース」や、寺院内の探索や枯山水などの体験ができる「薄野寺町BOZEめぐりコース」のガイドツアーを行っています。
地域の昼夜それぞれの魅力を再発見できると人気です。
また、地域の企業や市民と協力し、周辺の景観や固有の文化伝統、その魅力を伝えるというコンセプトのもとに「鴨々川ノスタルジア2017」を開催しています。
4回目となる今年は9月1日(金)~3日(日)に開催。9月2日(土)は、札幌在住の小説家によるオリジナル薄野怪談の朗読会「口伝・薄野怪談 羅生門Vol.2」、9月3日は、お坊さんのファッションショー「かもテラBOZE Collection With カンタータ」などを予定しています。
店主の石川圭子さん。「鴨々川ノスタルジア」公式ガイドブック「Bocket(ボケット)」を手にポーズ
有志ボランティアガイドの案内で巡り歩く寺町薄野ナイトツアー
「ギャラリーとして皆さんに見てほしいのは、およそ築90年、建材が100年を超える古民家そのものです」と語る石川さん。
「人と自然の共生についての連続講座」を主催するなど都市型循環エネルギーで地域の連携を計るというプロジェクトにも取り組む彼女は、「ゆるやかに人と人を結ぶ場所の力が人の心に余裕を持たせ、街が活性化するエネルギーとなるのではないか」と思いを語ってくれました。
※この情報は2017年8月9日時点のものです。事前にお問い合わせ先で最新の情報をご確認の上、お出かけください。お問い合わせの際には「びもーるを見た」とお伝え下さい。
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